こんにちは。PUSHYAです。
今日は肩こりについて。
肩こりは「ある」のが普通?
アロマトリートメントをする時には「コンサルテーション」という形で、心身の状態やお身体の気になるところ、特に凝りや痛みを感じるところなどについてお話を伺った上で、精油を選んだりマッサージの仕方を合わせたり、ということをします。
その中で、多くの方が「肩こり」はあるとおっしゃいます。
「でも、肩こりがなかった時が思い出せない位だから…」と、「あるけどそれが普通」状態。
「これまでそれほど気にしたことがなかったけど…」とおっしゃった方の肩を触ってみたらガチガチだったりすることも、よくあります…。
ガチガチが日常過ぎて、逆に「肩こり?あんまりないけど」となっていたりすると、セラピスト魂は逆に燃えたりもします(笑)。
冗談はさておき。
こういうことって、実は結構あるような気がするのです。
「つらい」の対処は「なかったことにしておくこと」?!
つらい状態に慣れすぎて、つらいと感じなくなる。
しんどい、しんどいと思っていたら、余計しんどくなりそうな気がするから、とりあえずなかったことにしておく。
カラダもココロも、そうして乗り切ることが必要な時も、確かにあります。
本来備わっている自己治癒力が発揮されて解決したりすることも。
「時間ぐすり」が効いて、緩やかに回復していったりすることも。
でも一方で、やはり対処せずの時間経過でよりリスクが高まったり、不調の日常が回っていくうちに他のところにも影響が出てきたりすることもよくある、と言わざるをえません。
「たかが肩こり」
「肩こりがつらい」。
でも大人になれば多少誰でもあるものだし、忙しい日常の中では「たかが肩こり」と思いがち。
でも、肩こりは不快なだけではなく、血管や神経の滞りを起こし、頭痛をはじめとする様々な身体的不調につながりますので、やはり早めにこまめにケアしておいた方がいいのです。
肩こりはメンタル不調とも関係する
特に日本の文化では、「気疲れ」はまず「肩こり」に現れる、と言われたりします。
気を使う、緊張するような相手とともに過ごした後、首・背中・肩が張って「肩こった…」となったりした経験は誰でもあるのではないでしょうか。
そして首・肩のこりは鈍く重ーい頭痛(いわゆる緊張性頭痛)を起こしたりします。
肩こりをケアするおすすめの方法
では肩がこった時のおススメの方法について2つお伝えしていきます。
ゆっくり湯船に浸かる&ストレッチ
疲れた時の入浴は億劫で、シャワーでいいや…となりがちですが、肩こり状態は首・肩周りの血行不良状態でもあります。
おすすめの方法、1つ目は入浴&ストレッチです。
40度以下のややぬるめのお湯にゆっくりと浸かり肩周辺を温めながら、首を前後左右に倒したり、ゆっくり回してストレッチをして血行促進を促しましょう。
首を回した後は肩回り。ゆっくりと腕を上げて、脇を伸ばすのもよい方法です!
私たちの腕は、片方だけで約5kg。
これを肩甲骨という背中側にある骨が支えていますが、更に、この肩甲骨を支えているのは脇の筋肉(前鋸筋といいます)です。
ヨガでもよく「肩甲骨」というワードが出てきますが、肩回りをほぐすには「肩甲骨を寄せるー広げる」、「腕をあげて脇の筋肉を伸ばす」のが有効です。
普段から姿勢を意識する
おすすめの方法2つ目は、「日常の中で自分の姿勢を意識する」ことです。
地味ですが…。
しかし、何十年も使わせてもらうカラダにかかる日々の負担、あらためて考えると怖くなるくらい、私たちのカラダには実は負荷がかかっているのです。
頭の重み、地球の重力etcに加えて、デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいたり、対人関係で気を遣ったり(気疲れは肩こりに出やすい)、仕事後の買物でも重いものを抱えて帰路についたりする中で、ふと気づいたら首肩周りの筋肉はカチカチに。
前置きが長くなりましたが、ではどうするかというと、まずは気がついたタイミングで肩を左右に広げるイメージで肩周りをリラックスさせます。
胸を張るというよりも、鎖骨をスーッと左右の真横に広げる感じです。
やりづらければ、一旦肩をギュッと耳近くまで持ち上げてストンと落としてから、肩をスーッと横に広げるイメージをしてみましょう。
その時にお腹→胸の順番に深く息を吸い入れて、ゆっくりと吐き出す呼吸をすると尚良し、です。
呼吸については、また別記事で書きますが、呼吸法は自律神経を整えるのにとても有効ですし、リラックス効果抜群の方法です。
肩こりに有効な精油たち
肩こりは、アロマトリートメントの最も得意とするケアの1つです。
ローズマリー・シネオールやレモングラス、レモンなど血液の循環をよくする精油に加えて、ジュニパーベリーやサイプレスなど老廃物を排出する作用を持つ精油をブレンドしてゆっくりやさしくマッサージ。
タッチの心地よさと好きな香りに包まれて心身ともにリラックスすると、マッサージ中だけでなく夜もぐっすり眠れたというご報告を頂くことが多くあります。
セルフケアに加えて、頑張っているご自分のカラダへのご褒美・スペシャルケアにアロママッサージ、お勧めです。
何十年も一緒に過ごす自分のカラダを大切に。
カラダが整うとキモチも自然とほぐれます。