こんにちは。PUSHYAです。
14番「節制」のカードについてです。
1番の「魔術師」が、目の前の机に並べていた4つの道具(水・地・火・風<それぞれカップ・ペンタクルス・ワンド・ソードと対応>)を実際に使えるようになって進化したのが「節制」の姿。
0→1を生み出すスタートをあらわす「魔術師」が、様々な経験を積み重ねながら身に着けた能力や資質を「等身大」の自分として上手に使いこなしながら、ものごとを成し遂げることができる段階になっています。
日本語の「節制」は、「控えめ」「慎む」というような、何となく大人しいイメージにつながりますが(「節約」が同時に浮かんでしまうのは私だけ…?)、私の敬愛するまゆちん先生によると、本来の意味は「健全な思慮=何かを控えることではなく、「ありのまま」の「自然体」で生きていくこと」とのこと。
(引用:かげした真由子「カードからのメッセージがかならず読み解ける!はじめてのタロットBOOK」)
ありのままの自然体で、自身の資質・能力を使って充足していける段階に到達するというのは、自分の思っていることや考えていること(顕在意識)だけでなく、自分自身すら気づいていない、いわゆる無意識(潜在意識)の領域の諸々さえも混ぜ合わせて統合しながら、錬金術のように恵みを生み出していくということ。
そして、その次15番のカード「悪魔」に続いていきます。
人が成長し続ける時、達成したステージ(コンフォートゾーン)から更に一歩踏み出していくことは必須ですもんね。
ピンチはチャンス。
少し視点の抽象度をあげて全体を眺めるスタンスも大事にしたいな、と思っています。
大アルカナのカードは人の一生になぞらえているとはよく言われることですが、このつながりがまた、興味深く面白いです^^